【老老介護・認認介護の危険性や未然に防ぐための対策法】
カテゴリー:スタッフのブログ
2023年5月5日
高齢社会に伴い、「老老介護」や「認認介護」という言葉を聞いたことがある方も増えているでしょう。
今後多くの人にとって自分事として問題になっていくことも十分に考えられます。
自分の家族・両親の介護や自分自身の将来にも関わる可能性が高いため現状を理解し、
未然に防ぐための対策法を知っておくことも大切です。
不安を抱える人のために、老老介護・認認介護それぞれの問題点や今後の対策についてご紹介します。
老老介護とは
高齢者が高齢者を介護する状態のことです。
体力や身体機能の低下に伴い、高齢者が排せつや入浴の介助まで行うのは困難になり共倒れの危険性があります。
高齢の配偶者同士の介護以外にも、近年は65歳以上の子どもが高齢の親を介護するケースも増えています。
認認介護とは
介護者も要介護者にも認知症の症状がある状態のことです。
認知症の症状によりお互いの体調管理や服薬管理ができず、健康に深刻な影響を及ぼす危険性もあります。
社会的な関わりが薄くなっていき、周囲に助けを求めることが困難になるという問題点もあります。
老老介護・認認介護にの問題点やリスク
【体力的負担】
移乗や入浴、着替え、排泄介助など健康な人でも体力的な負担は大きいものです。
これを高齢者がおこなうとなると、その負荷の大きさは相当なものになってしまいます。
移乗時などに要介護者の体をうまく支えることができず、転倒などの事故につながったり
無理をすることによって介護者が自分の身体を痛めてしまうことも考えられます。
体力の問題から共倒れになるリスクも考えられます。
【社会的接点を失う】
介護は自宅でされることが多く時間が取られるため、介護をする人が社会とのつながりを持つことが困難になります。
介護に専念していると外出する機会が減り、社会的つながりが薄れてしまうのです。
外部からの刺激がないことで認知機能の低下が進む可能性も高く、認認介護になるリスクも高まります。
介護者の心の余裕がなくなってしまった時に誰にも相談できずにいると、
介護うつに発展する恐れもあり、介護放棄や虐待、犯罪につながるケースもあるため注意が必要です。
【生活をする上での管理が困難になる】
認認介護の場合は、服薬や食事など身の回りの管理ができなくなるという危険性があります。
薬を飲み忘れてしまったり、水分補給を忘れて脱水症状に陥る、食事が偏り栄養バランスが悪くなったりします。
金銭の管理ができなくなるケースも多く、口座の暗証番号を忘れてしまうこともよくあります。
被介護者の重大な体調の変化に気づけないことも考えられ、大きな問題につながります。
【緊急時の対応ができなくなる】
地震など緊急事態が突然発生したときに、すぐに対応ができないというリスクがあります。
情報収集する術がなく適切な対処ができないことも考えられます。
介護する人と介護される人が高齢の場合には、避難が必要な時でも体が思うように動かず危険に晒される危険性があります。
老老介護・認認介護を防ぐ対策や解決法
【あらかじめ家族と相談しておく】
元気なうちから将来のことを考え、介護が必要になった場合のことを相談しておきましょう。
介護が始まってからでは、目の前のことに必死になりゆっくり考えることは困難になります。
「このような状況になったらこういう施設に入居したい」「同居して介護は難しい」など、
介護してもらう側と介護する側それぞれの希望を確認しておくことが大切です。
考えを共有しておくことで、いざという時に慌てずに落ち着いて対応できるはずです。
【積極的に地域コミュニティに関わる】
近所に住む友人や住民と日頃から交流しておくことで、必要な時に協力してもらいやすくなります。
情報交換もできますし、外部からの刺激によって脳の活性化にも効果的です。
高齢になると社会的に孤立しやすいため、積極的に地域住民たちとよい関係性を築いておくことが大切です。
【地域包括支援センターに相談する】
各自治体に地域包括支援センターという施設が全国で5000カ所以上作られています。
高齢者の暮らしをサポートする目的で、作られた施設です。
この地域包括支援センターは、高齢者のための総合相談窓口の役割を持っているので、
介護や介護の予防などに関する不安や困りごとも相談をすることが可能です。
【施設への入居を検討する】
老老介護や認認介護の負担を最も軽減できるのが、介護施設への入居です。
費用はかかりますが、介護の負担を大きく減らすことができます。
夫婦で入居できる施設も増えているので、これまでの生活に近い状態を維持することも可能です。
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