【高齢者に多い誤嚥性肺炎、症状や日常からできる予防法】
カテゴリー:スタッフのブログ
2023年4月24日
肺炎は、日本の死因において常に上位に位置する病気です。
高齢者においては、肺炎の中でも誤嚥性肺炎が7割を占めると言われておりとても身近な病気と言えます。
早めに発見し治療をする、また誤嚥をしない工夫も重要です。
危険な誤嚥性肺炎の症状や、日常の中でできる予防法をご紹介します。
誤嚥性肺炎とは
本来、気管に入ってはいけないものが気管に入り込み
それによって細菌が肺に入って起こる肺炎を「誤嚥性肺炎」といいます。
誤えん性肺炎は、65歳以上の高齢者に起こる肺炎の多くを占めていて、
高齢期に肺炎になると命にかかわることもあるため、誤嚥を引き起こさない工夫が必要です。
高齢者に多い原因
・嚥下障害
高齢になるとうまく飲み込むことができない嚥下障害が起こりやすくなります。
脳卒中、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症などが原因になることもあります。
また、寝たきりの状態になると発症しやすくなります。
・せき反射の働きの低下
誤嚥が起こった時通常であれば、反射的にせきをする「せき反射」により、気管に入ったものを口に戻します。
しかし高齢者や脳卒中を起こした方はせき反射がうまくできないことが多く、
その場合は呼吸に伴って唾液などが少しずつ気管に入っていきます。
・体力や抵抗力の低下
高齢者や重い病気のある方は体力や抵抗力が低下していることが多く、誤嚥性肺炎を発症しやすくなります。
・口内が清潔に保たれていない
特に持病や何らかの後遺症がある高齢者では、歯みがきが不十分だったり、
飲み込みきれずに食べかすなどが口の中に残っている場合があります。
そうした状態では細菌が繁殖しやすく、飲食物や唾液と一緒に気管に入って、
誤えん性肺炎を発症しやすくなります。
また、歯周病の原因となる嫌気性菌が誤えん性肺炎の原因になることもあります。
誤嚥性肺炎の症状
一般的には次のような症状が現れます。
- 熱が出る
- 呼吸が苦しくなる
- 激しい咳と膿性痰(のうせいたん、黄色い痰)が出る
- 肺雑音がする
風邪と似ている症状が多く間違えられることも珍しくありません。
高齢でこの症状が出た場合は、誤嚥性肺炎である可能性を疑いましょう。
また、元気がない・ボーっとしている・夜間に咳き込む・食事に時間がかかる
などの誤嚥性肺炎とはわかりにくいような症状が出ることもあります。
高齢期には、わかりやすい症状が出にくくなりますので
ご家族や周りの方は普段の様子をしっかり観察しておくと変化に気づけるでしょう。
誤嚥性肺炎の予防
・口の中をケアする
歯や舌に食べものが付着すると細菌が繁殖しやすいので、口内のケアは欠かせません。
毎食後と寝る前の1日4回行うことがおすすめです。
入れ歯の掃除もこまめに行ってください。
自分でうまくケアできない場合には、介護者にサポートしてもらいながら常に清潔に保つようにしましょう。
・食事の仕方に気を付ける
猫背で食べていると、飲み込む際に使われるのどの筋肉が首や頭を支えるため突っ張ってしまい、
食べ物を飲み込みにくくなるため姿勢を正しゆっくりと食べるようにしましょう。
食べ物を口の中に入れすぎず、口の中にあるものを全部飲み込んでから次を口に入れるようにしてください。
また食事の調理をする際にも、むせにくいようにとろみを付けて調理したり
飲み込みやすい形のものを用意するのも良いでしょう。
・飲み込む力をつける
飲み込みの力を維持する、また唾液を出やすくするために、口やのどの体操をしましょう。
口周りや、のどの筋肉・筋力が上がることに加えて、
口の乾燥を防ぐことや、口の衰えの予防にも繋がります。
普段から免疫力を高めておくことも、誤嚥性肺炎の発症予防のために重要です。
誤嚥しないように工夫しながら、毎日を元気に過ごしましょう。
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