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【高齢者のフレイルとは?何かを知って対策を。】

カテゴリー:スタッフのブログ

2023年4月13日

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近年、高齢者は健常な状態から要介護状態になるまでに、

「フレイル」という中間的な段階を経ていると考えられるようになりました。

フレイルの状態や兆候を知っておくことで、その後を予測し予防しやすくなります。

今回はフレイルとは何か、フレイルの徴候や予防の方法などについてご紹介します。

 

 

フレイルとは

 

フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われています。

歳を重ねるにつれて筋力が衰え、疲れやすくなったり

家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般を指します。

状況によっては突然要介護状態に移行することもありますが、高齢者の多くの場合は

フレイルの時期を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられています。

高齢者は、フレイルの時期に心身および社会性など広い範囲でダメージを受けたときに

回復できる力が弱くなり、環境や外敵からのストレスに対しても抵抗力が弱くなります。

適切に支援をうけることで健常な状態に戻ることができる時期ともされています。

 

フレイルのチェック

 

・体重の減少:意図せず年間-4.5kgまたは-5%

・つれやすく感じる日が週に3〜4日以上ある

・歩行速度の低下

・握力の低下

・身体活動量の低下

 

以上の中で3項目以上該当するとフレイル、

1または2項目だけの場合にはフレイルの前段階であるプレフレイルと判断されることが多いです。

 

 

フレイルの状態になるとどうなる?

 

死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。

また、何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなどストレスに弱い状態になります。

例えば健常な人が数日すれば治るような軽い風邪もフレイルの状態になっていると

風邪をこじらせて肺炎を発症したり、怠さのために転倒して打撲や骨折をする可能性があります。

入院したり環境が変化すると、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、

自分の感情をコントロールできなくなることもあります。

フレイルの状態に、家族や医療者が早く気付き対応することができれば、

フレイルの状態から健常に近い状態へ改善したり、要介護状態に至る可能性を減らせる可能性があります。

 

 

フレイルの予防

 

・持病をコントロールする

既に糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、整形外科的疾患などの慢性疾患がある場合には、

まず持病のコントロールをして、悪化させないことが大切です。

行動が制限されたりさまざまな症状が現れると、体を動かしたがらなくなったり、身体機能が低下してしまうこともあります。

 

・生活に運動を取り入れる

生活習慣病を予防したり、運動機能を維持するためには、日常生活で運動習慣を取り入れることが大切です。

日常生活の行動に少し運動を取り入れたり、毎日続けられる方法で少しずつ運動を始めましょう。

 

・バランスの良い食事を心がける

低栄養は、フレイルを起こす最大の要因です。

高齢者になり食が細くなって、さっぱりしたものばかりを食べていると

体を維持するために必要な栄養素が不足したりします。

運動して運動機能を維持するにも体をつくる栄養素が必要です。

さまざまな栄養素をバランスよくしっかりと摂取して、低栄養状態に陥らないようにしましょう。

 

 

 


 

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