入居する老人ホームを検討する際に欠かせないのが、施設の見学です。

実際に足を運ぶことで、入居している方の様子や働くスタッフの様子を知ることができます。

ただ施設見学の限られた時間の中で、細かいところまで見極めるのは難しいものです。

見学時にチェックしたい重要なポイントを、事前に押さえておくことが大切です。

見学で失敗しないための情報をご紹介いたします。

 

 

見学の前に準備しておきたいこと

 

・誰が見学に行くか決める

可能であれば、複数人で見学に出向くことがオススメです。

1人で行くよりも見落としがなくしっかりチェックできます。

見学者は、入居する本人とその配偶者または子供を含めて合計2～3人が理想的です。

家族で手分けをして複数のホームを見学すると入居施設を決めにくくなるので気をつけましょう。

誰か1人がキーパーソンとなり、施設選びの中心となって動くと決めやすくなります。

ご本人が健康上などの理由で見学に同行できない場合は、事前に希望を確認しておくよ良いです。

 

・施設でチェックすることをまとめておく

見学に行く前に、施設の資料やパンフレットに目を通して把握しておきましょう。

限られた時間の中で効率よく情報を得るためにも、予習をしておくことは重要です。

パンフレットを見て、不明な点・詳細を知りたい点をまとめておくようにしましょう。

 

チェックすべきポイント

 

・施設の雰囲気

施設の雰囲気は見学時にしか確認できません。

入居者が心穏やかに過ごせるホームは、柔らかく温かい雰囲気に包まれているものです。

入居者さん・スタッフの表情や施設全体の雰囲気を見ておきましょう。

 

・医療機関との連携

どのホームも複数の医療機関と協力関係を結んでいます。

老人ホームで受けることのできる医療サービスは、健康管理と緊急対応が基本です。

高齢者の方は持病がある人も多く、常に薬の処方が必要なこともありますよね。

いざという時の体制ができているか、介護予防や自立支援、

機能訓練の体制はどうか、しっかりチェックして、安心な暮らしを手に入れましょう。

 

・設備や周辺環境

「本人が過ごしやすいか」「家族が面会しやすいか」という2点でチェックしていきます。

周辺環境についてはスタッフから細かな説明を受けるのは難しいところがあります。

予約時間よりも早めに到着して、先に周辺を散策しておくと、不明点・気になる点だけに絞って質問ができます。

 

・契約内容について

入居後にこんなはずじゃなかったと後悔する原因の１つに、契約内容の確認不足が挙げられます。

見学の時から想定できる範囲で確認しておくとよいでしょう。

パンフレットには記載しきれてないこともありますので、詳しく説明してもらいましょう。

 

 

不明点をそのままにしてしまうと、いざ施設を選ぶ時に困ってしまいます。

不明点はその場で納得できるまで、質問して解消しておきましょう。

ただ見学するのではなく、さまざまな部分をチェックしながら回ることが大切です。

しっかりと見学をすると、入居後のミスマッチを防ぐことができます。

 

 

 

 

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