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【高齢者の”物忘れ”と”認知症”の違いは?】

カテゴリー:スタッフのブログ

2023年2月16日

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年齢を重ねると、予定が思い出せなかったり物をしまった場所を忘れてしまったり、忘れっぽくなりますよね。

記憶力は、20代をピークに徐々に減退していきます。

60代になると記憶力の低下に加えて判断力や適応力の衰えもみられるようになり、物忘れが次第に多くなってきます。

「認知症かもしれない」と不安に感じるかもしれませんが、加齢による物忘れは自然現象であり、認知症とは根本的に性質に違いがあります。

今回は、その違いをご紹介いたします。

 

最初のうちは、判断がつきにくいですが徐々に違いがはっきりしてきます。

認知症によって出る症状は人それぞれですが、おおまかにまとめると以下のような違いがあります。

 

加齢による物忘れ

・体験の一部分を忘れる

・忘れたことを自覚している

・ヒントを与えることで思い出せる

・何を食べたか忘れる

・約束をうっかり忘れる

・買い物へ行ってうっかり買い忘れをする

・日付や場所などを間違える

・指摘した時に間違いを認める

・探し物は努力して見つけようとする

 

認知症による物忘れ

・体験そのものを忘れる

・忘れたことすらわからない(自覚なし)

・ヒントを与えても思い出せない

・食べたこと自体を忘れる

・約束したこと自体を忘れる

・買い物に行ったことを忘れ、また買い物に行く

・日付や場所などがわからなくなる

・間違いを指摘すると辻褄を合わせたり作り話をして誤魔化す

・探し物は誰かに盗られたと疑う

 

基本的に、実際に経験した出来事の一部を忘れるのは正常な物忘れですが、出来事を丸々忘れている場合は認知症の可能性があります。

加齢による物忘れの場合は、「最近物忘れが増えたな」と感じることはあっても日常生活に支障はなく、

認知症のように症状が進行したり記憶以外の障害がみられたりすることもありません。

 

上記以外に、人柄が変わったように感じられたり意欲消失・不安感が強くなっている場合も認知症の可能性がありますので早めの受診をおすすめします。

認知症が疑われるような兆候があるときは、周りの方はやさしく寄り添う気持ちを忘れず、病院に付き添ってあげましょう。

 

 

 

 


 

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