【認知症の方への接し方】
カテゴリー:スタッフのブログ
2023年2月2日
家族や周りに認知症の方がいる場合、どのように接するのが良いのか悩みますよね。
コミュニケーションの取り方が合っているのか、不安に感じる方も多いと思います。
普通の感覚で声をかけたつもりでも、不機嫌になられてしまったり興奮状態になってしまったり…。
どのように声をかけたら落ち着いて気分良く過ごしてもらえるのか、認知症介護のポイントをご紹介します。
接し方のポイント
・放置せず、ストレスを与えない
話しかけられても無視をしたり、問題なさそうだからと放置することで孤独感は増します。
不満が表面化してしまい、感情を爆発させてしまい暴力的になるケースもあります。
不自由なく過ごしているように見えても放置はせず、適度に声をかけ見守るようにしましょう。
・本人のペースを理解する
日常生活の中で、ついつい「いつまでやっているの」「早くして」と言いたくなるかもしれません。
しかし、年をとるにつれ誰しも素早い動きは難しくなっていきます。
今やっていることを忘れてしまうようなことも珍しくありません。
近くで見守る立場の方は、もどかしく感じたり苛ついてしまうこともあるかもしれません。
しかしそこで叱ったり、急かしたりするのは逆効果です。
優しく声をかけながら、できる限り見守ってみましょう。
・感謝を伝える
自分でできないことやわからないことが増えていき、本人も恐怖心や絶望感を抱いています。
現在も、他人の役に立てている存在であること、周囲の人たちに貢献しているということを伝えましょう。
できないことが増えてもしっかりと”個人”であることを感じてもらうことで、不安感を軽くすることができます。
また認めてもらえたと感じることで、プラスの感情が蓄積されていきます。
声かけのポイント
・耳元で、はっきり優しく話す
・わかりやすく簡潔に話す
・目線を合わせて話す
・理解しやすい言葉を使って話す
言葉が持つ力はとても大きく、ちょっとした言い方の違いで相手は萎縮したり興奮したり、反対に穏やかに受け入れたりもします。
認知症の方との接し方は、テクニックもありますが一番重要なのは「敬う気持ち」「本人の不安を受け止めること」ではないでしょうか。
介護者の方も気負いしすぎず、自宅での介護がつらい場合は無理をせず周りの人に相談したり施設の利用なども検討してみましょう。
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