どんな医療ケアが受けられる?老人ホームの医療体制
カテゴリー:スタッフのブログ
2023年9月4日
日常的に医療行為が必要な方は介護施設への入居を検討する際には、医療体制を重視する必要があります。
必要な医療ケアが施設で受け入れ可能かどうかの確認をしておきましょう。
今は医療ケアの必要がなくても、高齢になると誰もが病気や怪我をしやすくなるものです。
いざというときに慌てないためにも、しっかり把握しておきましょう。
医療行為とは
そもそも医療行為とは、その名の通り医師の医学的判断や技術を持って行う行為のことを意味しています。
基本的には人体に危害を及ぼすおそれのある行為になるので、
高い知識と技術を持っていることで私たちは安心して医療を受けることができます。
しかし例外として、介護職員による医療行為が認められているケースがあります。
また、医療行為と合わせて紹介されることの多い「医療的ケア」は、日常生活に必要な医療的な生活援助のことを指します。
血圧測定や服薬管理などが該当し、医療系の免許がない人でも家庭や老人ホームで処置を行うことができます。
看護職員が行える医療行為
- インスリン注射
- 点滴の管理
- 人工呼吸器の管理
- 喀痰吸引
- ストーマの貼り替え
などがあります。
介護職員が行える医療行為
- 体温測定
- 自動血圧測定器を用いた血圧測定
- 汚物で汚れたガーゼの交換
- 湿布の貼付
- 軟膏塗布(褥瘡の処置を除く)
- 目薬の点眼
- 服薬介助
資格や特別な知識や技術がない介護職員でもできる医療的ケアです。
介護福祉士が行える医療行為
- 口腔内の喀痰吸引
- 鼻腔内の喀痰吸引
- 気管カニューレ内部の喀痰吸引
- 胃ろう又は腸ろうによる経管栄養 ・経鼻経管栄養
「喀痰吸引研修」を受講し、実地研修を終えた介護福祉士が実施することができます。
喀痰吸引研修は、現在では介護福祉士を取得する際に必要な
「介護職員実務者研修」で受けることが義務付けられています。
介護施設の医療行為は各施設によって全く異なりますので、
施設見学をしたときに担当の職員に尋ねておくと安心です。
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